ニュースで「10月は里親月間です」って聞いたけど、里親ってなに?
以前から里親って聞くけど、里親制度で自分がどんな生活になるのか想像できない。
皆さんは、「里親」って知っていますか。
虐待や親の病気、経済的な問題など、さまざまな事情で社会的養護が必要な子ども(18歳未満)は、全国で約45,000人。そのうち約80%が、乳児院や児童養護施設などで暮らしています。
子どもの成長にはできるだけ早いうちから、家庭の中で特定の大人と1対1で愛着関係を築くことが大切といわれています。
国は2016年、児童福祉法の一部を改正し、施設養護から里親やファミリーフォーム(数人の子どもを育てる)での家庭養護へ移行を進めています。
このブログでちょっとでも「里親」の制度に興味を持ってもらえると嬉しいです。
里親について
里親とは、「保護者のいない児童や保護者に監護されることが不適当であると認められる児童(要保護児童)の養育を希望する者であって、都道府県知事が適当と認める者」。
ちょっと難しいので、簡単には、
事情があって親元で暮らすことができない子供を、一時的あるいは継続的に自身の家庭で預かり養育すること。
里親の種類
- 養育里親
18歳未満の子供を、家庭に戻るまでの間や自立するまでの間、養育します。
期間は1年以内の短期の場合もあれば、それ以上の長期の場合もあります。
- 養子縁組里親
養子縁組を結ぶことが前提です。養子縁組が成立するまでの間、里親として一緒に生活します。
- 季節・週末里親
週末や長期休暇などに、数日から1週間ほど子供を養育します。
平日は子供との時間が取れない人や、最初から長期で養育するのが不安な人などに向いています。
里親までの流れ
子供を迎え入れるまでの4ステップ
①相談
児童相談所や里親支援機関に相談。
里親の条件や手続きなどを説明。
②研修・家庭訪問
児童養護施設や乳児院などでの実習を含む数日間の研修と、家庭環境の調整があります。
③登録
都道府県等の審査を経て、里親として登録されます。
④交流
面会や数時間の外出、宿泊などで、子供と一緒に過ごします。
最後に
所定の研修を受け、子供に適した環境があるなどの要件をみたしていれば、特別な資格は必要ありません。 保護を必要とする子供に寄り添い。あたたかい愛情と正しい理解をもって接することができれば大丈夫です。
共働きでも大丈夫、基本的に問題ありません。
ただし、子供の養育に支障がでる場合、調整が必要なこともあります。
親と離れてくらすことになった子供の気持ちに寄り添うことが大切です。
実子がいても里親になれる。
実の子供に里親になることを伝え、理解を得たうえで、新しい家族を迎えるのが理想です。
実の子供の年齢や性別を考慮して、委託する子供を決めることもあります。
里親制度に興味を興味持っていただけましたでしょうか。
新しい家族生活のかたちだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんにとって、良い1日でありますように。
コメント