ラベルのもつ機能や種類など、ラベルについて解説します。
ラベルの機能
- 情報伝達
- 賞味期限や使用方法など。
- 下地を隠す
- 情報やデザインなどを覆って隠す。
- 視認性を高める
- 店頭で陳列された際の消費者の視認性を高める。
- 素材感を変える
- 高級感や質感を変える。
- 保護する
- 汚れを防ぐなど。
ラベルの表面基材
ラベルの表面基材は、基材のもつ質感が特徴の「紙」基材、耐久性や耐水性に優れている「フィルム」基材の2つに大きくわかれる。
代表的な紙基材
- 上質紙
- 筆記・捺印適正を備えている。
- アート紙
- 平滑性や白色性に優れている。
- グロス紙、ミラコート紙
- アート紙よりさらに平滑性が優れ、光沢がある。
- ホイル紙
- 薄いアルミ箔を張り合わせた基材。金色、銀色(共に艶あり、艶なし)がある。
- サーマル紙
- 熱によって発色する。
代表的なフィルム基材
- ポリエステルフィルム(PET)
- 耐熱性、平滑性、強度にするれている。
- ポリエチレンフィルム(PE)
- 耐水性があり、曲面に貼れる。
- ポリプロピレンフィルム(PP)
- 耐水性、透明性に優れている。
- ポリスチレンフィルム
- 成形性に優れる。
- サーマルフィルム
- 熱によって発色する。
- 合成紙
- 質感は紙に似ているが、耐水性や耐湿性に優れる。
- 塩化ビニルフィルム
- 耐候性に優れ、太陽光による基材自体の退色が少ない。
最後に・・・
代表的な紙基材5点、代表的なフィルム基材7点を紹介しましたが、ほんのごく一部です。
紙メーカー各社はいろんな紙情報を持っています。
そして常に新しい紙の開発をしています(環境関連の紙など)。
また、印刷会社も日々、紙メーカーと勉強し膨大な紙知識を持っています。
表面基材にこだわりたい方は、必ず印刷会社と密な打ち合わせをしてください。
打ち合わせを嫌がる会社は、知識が乏しい会社と思っていいです。
違う印刷会社を探しましょう。たくさんありますので。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今後とも、宜しくお願いいたします。
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